映画「国選弁護人ユン・ジンウォン」

ユン・ケサン、ユ・ヘジン、キム・オクビン、イ・ギョンヨンなど出演の韓国映画「国選弁護人ユン・ジンウォン」のあらすじ、感想、出演者3人が選んだ記憶に残っている台詞を紹介します


ユン・ケサンとユ・ヘジン

この映画は2009年ごろに起きた実際の事件をモチーフにした소수의경(少数意見)という小説が原作です。龍山惨事事件と言われていますが、再開発地区の住人が建物に立て籠もり警察に火炎瓶、投石などを行って抵抗していました。警察が鎮圧する際に建物に火が上がり住人の死亡者6名(うち警察官1名)の死亡者を出しました。警察の鎮圧の仕方が正しかったのかなどメディアなどを通して議論されるようになり話題になりました。

賛否両論分かれる題材は外国人の私達には客観的に観れる映画に。

この映画、実際には2013年に撮影が終了していますが、同じジャンルの法定映画「弁護人」(ソン・ガンホ主演)があることを理由に制作側が上映を延期したのですが、その後2014年にセウォル号の沈没事故があったことでまた延期になり2015年に上映されました。
キム・ソンジェ監督のデビュー作品ということもあって波風立てない時期に上映したいという思いもあったのでしょうか。
それはともかく、ユン・ケサン、ユ・ヘジンの共演がピタッとハマっている感じです。所々に表現されるそれぞれの伏線が最後の方にしっかり回収されていきました。
実話をモチーフにした映画なのですが、実際の事件と非常に似た人物も描かれています。法廷がジャンルの映画になると必ず出てくるのがあくどい検事ですね。韓国の検事はこんなに賄賂横領だらけなんだろうかと不思議に思っているので今度調べてみたいです。

出演者3名(ユン・ケサン、ユ・ヘジン、キム・オクビン)が選ぶ名セリフ

ユン・ケサンが選ぶ名セリフ
나라면 절대 안 멈춥니다.(私なら絶対やめません)
누군가 박살날때 까지 , 끝까지 갔을 겁니다!(誰か粉々になるまで、最後までいったでしょう)


ユ・ヘジンが選ぶ名セリフ
형이 도와줄게(兄さんが手伝ってやる)밀어준다고 네 그 알량한 소송(やってやるって。お前のバカげた訴訟だよ)
このシーンの前にお酒を飲んでその帰りのタクシーでのセリフなのですが、ユン・ケサンがお酒を飲めないのに少し口にして撮影に臨んでいたのが忘れられないとユ・ヘジンがインタビューで答えたそうです。


キム・オクビンが選ぶ名セリフ
법률 용어 더럽게 어려워요…(法律用語が汚くて難しいの)지들끼리만 알아들어(自分たちだけわかって)
*지들 辞書に出てきませんがNaverで検索するとよく出てきます。自分たち、その当事者という文脈で使われているのがよく見られました。


個人的にはユ・ヘジンが好きで見ましたが意外にも脚本演出が面白かったので記事にしました。弁護士なのに真っ黒なユ・ヘジンにツボですけど・・・。
YouTubeの予告編動画がありましたの。現在はアマゾンプライムビデオで見れます。

予告編

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